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ツール導入で終わらせない。平田機工株式会社様に学ぶ、生成AIが根づく組織のつくり方

ツール導入で終わらせない。平田機工株式会社様に学ぶ、生成AIが根づく組織のつくり方

導入事例
公開日:2026/10/13
目次
  • 「議論する会議」ではなく「動くものを見る会議」
  • 課題の「見える化」から始める。AIありきにしない
  • 「禁止」ではなく「安全に使える初期値」を設計する
  • 変化は「人」に現れる
  • まとめ:生成AIの導入は「ツール選び」ではなく「組織づくり」
  • 生成AI顧問・伴走支援のご相談
平田機工株式会社

「生成AIを導入したが、一部の社員が試して終わってしまった」。多くの企業からこうした声を耳にします。そんな中、熊本に本社を置く大手産業用機械メーカーの平田機工株式会社様は、生成AIを「一部の詳しい人の道具」ではなく「全社の仕事の進め方を変える基盤」として位置づけ、着実に活用を広げています。株式会社mimuは2026年6月から生成AI顧問として、毎週の定例会議で伴走支援をさせていただいています。本稿では、同社の取り組みから見えてきた「生成AIが組織に根づく進め方」を、支援者の視点でご紹介します。

生成AIが根づく組織の、4つの進め方(動くものを見る会議/課題の見える化/安全に使える初期値/変化は人に現れる)

「議論する会議」ではなく「動くものを見る会議」

平田機工様との定例は、資料を眺めて議論するだけの場ではありません。前週に出た課題に対して、mimuが「動くたたき台」、つまり実際に操作できる試作ツールや、実データを取り込んだ分析画面を持ち込み、現場のご担当者と一緒に触りながら「これは使える」「ここは実務と合わない」を確かめる場です。

生成AIの活用検討は、机上の企画書だけで進めると「できそう/できなさそう」の水掛け論になりがちです。動くものを前にすると、議論は一気に具体的になります。「まず小さく作って見せる。ダメなら次週作り直す」。このサイクルの速さこそ、生成AI時代のプロジェクトの進め方だと私たちは考えています。

週1回の定例サイクル:前週の課題を受け取る→動く叩き台を持ち込む→現場と一緒に触って確かめる→合わなければ翌週つくり直す

課題の「見える化」から始める。AIありきにしない

同社の進め方で特徴的なのは、「AIで何かできないか」からではなく、「業務のどこに時間がかかっているのか」から始めている点です。各部門へのヒアリングは同社自身が実施し、集まった課題をmimuが分析して、効果の大きさとAI実装のしやすさで優先順位を整理する、という役割分担で進めています。

全体のボトルネックを外した部分最適のAI化は効果が出ない、という認識を最初にお客様と共有できたことが、遠回りに見えて最短の道になっています。

業務の時間を洗い出す(ヒアリングは自社で実施)→課題を分析する(mimuが整理)→優先順位をつける(効果×実装しやすさ)

「禁止」ではなく「安全に使える初期値」を設計する

活用を広げるほど重要になるのが、ルールと統制の設計です。同社では「使わせない」ための規制ではなく、「どの部署でも安全に使い始められる標準設定」をあらかじめ用意するアプローチを採っています。部署ごとの業務特性に応じて利用機能を段階分けし、機密情報・個人情報の取り扱いルールをAIツール側の設定にも落とし込む。「人への注意喚起」と「仕組みでの担保」の二段構えです。

生成AIの統制は「性悪説で縛る」か「野放しにする」かの二択になりがちですが、同社の「安全な初期値を配る」という発想は、これから全社展開を考える企業にとって大いに参考になるはずです。

使わせないための規制 vs どの部署でも安全に使い始められる標準設定。二段構え=人への注意喚起+仕組みでの担保

変化は「人」に現れる

取り組みから数か月、最も大きな変化は数字よりも先に「人」に現れています。管理部門のある若手の方は、生成AIを使って膨大なデータから分析資料を自ら作成し、幹部が集まる会議で自ら発表するまでになりました。「道具が変わると、仕事への向き合い方が変わる」。生成AI活用の本当の価値は、業務時間の削減だけでなく、こうした一人ひとりの変化の積み重ねにあると実感しています。

膨大なデータ→生成AIで分析資料を自ら作成→幹部会議で自ら発表

まとめ:生成AIの導入は「ツール選び」ではなく「組織づくり」

平田機工様の取り組みに共通するのは、「AIを入れること」を目的にしていない点です。課題の見える化から始め、動くもので確かめ、安全に使える環境を整え、現場の人が自分の手で使いこなしていく。mimuはその過程を伴走する立場です。生成AI活用にお悩みの企業の方は、ぜひ「自走する組織づくり」という視点から自社の取り組みを見直してみてください。

(株式会社mimu 代表取締役 森田幸輔)

生成AI顧問・伴走支援のご相談

株式会社mimuでは、今回ご紹介したような週1回の定例による生成AI顧問・伴走支援を行っています。「導入したが定着しない」「どこから手をつけるべきか分からない」といったお悩みがあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

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Moritaって誰だ?(運営者情報)
本名:森田幸輔 |1988年生まれ、熊本県出身 | 現:mimu代表取締役
工業高校時代、同級生がト◯タの工場に就職する中、『クーラーの効いた部屋で働きたい!』という欲望のままにITの専門学校に入学。卒業後、東証一部上場企業のグループ会社で入社1年目からプロジェクトマネージャーとして15年間業務。大手企業や行政案件を担当。
NFTや生成AIなどの最新技術の面白さに魅了され、独立。株式会社mimuを設立。
「挑戦している人をITの力で応援する」を理念に、生成AI導入支援や目標達成支援のサービスを展開。
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森田幸輔
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2023年3月
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